【介護転職ストーリー】「私なんて、何もできない」と思い込んでいた45歳。不安の先に見つけた“居場所”

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さまざまな人々の介護転職への道のりをご紹介する「介護転職ストーリー」。第15回目は、45歳女性の挑戦です。

  • H.T.さん
  • 現在の年齢:45歳
  • 現在の職業:介護職員(グループホーム勤務)
  • 趣味:100円ショップ巡り、ベランダガーデニング

「私には、誇れるキャリアも資格もない。もう新しいことなんて始められない」。そう思い込んでいたH.T.さんが、一歩を踏み出したのは43歳の時でした。長く続いた専業主婦生活からの復帰。社会から取り残されたような孤独感と不安の中で選んだ「介護」という道は、彼女に予想もしなかった“自信”と“希望”をもたらしました。


生い立ち~社会との断絶に怯えた日々

北九州市の郊外で暮らすH.T.さん。短大卒業後、地元の事務職として働いていましたが、25歳で結婚し退職。以来、二人の子育てと家事に専念する専業主婦として過ごしてきました。

家族のために尽くす毎日は幸せでしたが、子どもたちが高校生になり、手がかからなくなると、ふいに心にぽっかりと穴が開いたような感覚に襲われました。

H.T.さん

「夫は仕事、子どもは部活。昼間の家には私一人。社会と繋がっていない不安が、急に押し寄せてきたんです」

働こうにも、履歴書に書けるのは20年前の事務経験だけ。「パソコンもスマホも苦手だし、接客業は若い人に交じるのが怖い」。求人広告を眺めては、「私にできることなんてない」とため息をつく日々が続きました。


きっかけは「無資格・未経験OK」と「お母さん」の記憶

そんなある日、近所の掲示板で見かけたグループホームの求人チラシ。「無資格・未経験OK」「週3日から」「年齢不問」。その言葉に、少しだけ心が動きました。

背中を押したのは、数年前に亡くなった実母の記憶でした。晩年、認知症を患い施設に入所していた母。面会に行くたび、職員さんが母の手を握り、優しく話しかけてくれていた光景が蘇りました。

「特別なスキルはないけれど、お母さんにしてあげたかったことを、誰かにしてあげることなら、私にもできるかもしれない…」

震える手で電話をかけ、面接へ。施設長はH.T.さんのブランクを気にするどころか、「子育てを立派にやり遂げた経験は、介護の現場でも必ず活きますよ」と温かく迎えてくれました。


現在――「あなたが必要」と言われる喜び

現在、H.T.さんはグループホームでパート職員として働いています。最初はオムツ交換や入浴介助に戸惑い、「やっぱり無理かも」と落ち込むこともありました。しかし、認知症の利用者さんたちと過ごす時間は、H.T.さんの心を少しずつ解きほぐしていきました。

ある日、不安げな表情で廊下を歩き回る利用者さんに、「一緒に洗濯物をたたみませんか?」と声をかけました。主婦として何千回と繰り返してきた洗濯たたみ。二人で並んで作業をしていると、利用者さんがふと笑顔を見せ、こう言ったのです。

「あんたがおると、ほっとするねぇ。ありがとう」

その言葉を聞いた瞬間、H.T.さんの目から涙がこぼれました。「私でも、誰かの役に立てる。誰かの心を安らげることができる」。失いかけていた自信が、確かな温もりとなって胸に宿った瞬間でした。

今は、介護福祉士の資格取得を目指して勉強中。「50歳になる頃には、もっと頼れる職員になっていたい」。かつて「何もない」と嘆いていた彼女の瞳は、未来への希望で輝いています。H.T.さんの再出発は、何歳からでも新しい居場所は見つかるということを、私たちに優しく教えてくれます。

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